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松田翔太が「裏の警察官」に、漫画『ディアスポリス』がドラマ&映画化

2016年02月12日 10:20  CINRA.NET

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久保塚早紀役の松田翔太 ©リチャード・ウー、すぎむらしんいち・講談社/「ディアスポリス」製作委員会
漫画『ディアスポリス-異邦警察-』が4月に連続ドラマ化、夏に映画化されることがわかった。

すぎむらしんいちが漫画、リチャード・ウーこと長崎尚志が脚本を手掛けた『ディアスポリス-異邦警察-』は、2006年から2009年にかけて『モーニング』で連載された作品。東京にいる密入国者の外国人たちが作り上げた「裏都庁」と呼ばれる秘密組織「異邦都庁」が存在する世界を舞台に、裏都庁唯一の警察官・久保塚早紀の活躍が描かれる。

ドラマ版、映画版ともに主演を務めるのは、原作の連載当時からファンだったという松田翔太。複数の言語を操る国籍不明の警察官・久保塚を演じる。映画版の監督は『私の男』の熊切和嘉が担当。ドラマ版の監督には熊切に加え、冨永昌敬、茂木克仁、真利子哲也が名を連ねている。今回の発表とあわせて劇中の様子が垣間見える映像も公開された。

■松田翔太のコメント
このような作品に参加できて、心から嬉しく思います。
この作品を通して4人の映画監督と一緒に撮影をしながら、色々なアイディアを頂ける僕にとっては本当に幸せな現場でした。
このような企画は貴重だと僕もスタッフも全員思っていたのではないでしょうか。
ヒロインが出てこない男だらけの現場で、現場では辛いシーンもたくさんありましたが、みんなこの作品を楽しみながら撮影できたと思います。
残っていく作品の一つになっていけばいいなと思います。
よろしくお願いします。

■熊切和嘉監督のコメント
荒唐無稽なようでいて、実は非常に現代的なテーマ性、解決出来ない問題をはらんでいるところに惹かれました。とはいえ、これはあくまで活劇です。
テレビ版は軽妙に、映画版はハードに、めいっぱい走り抜けました。
何よりスタッフたちの愛と、松田翔太くんはじめ、俳優たちの肉体が最大の武器でした。

■冨永昌敬監督のコメント
たとえばハッチョンベイのような極端な登場人物が実際に存在した場合…普段は殺し屋でも人買いでもなく人並みの日常生活を送っていると考えた場合。
当然彼は買い物にも出かけるし、休みの日は子どもと遊びもするし、自転車にも乗るし、仕事が忙しい日は妻に遅くなるよとメールを送りもするはず。そんなことを一方で想像しながら、久保塚署長やアーさんや鈴木が息づくリアルな裏都庁を作り上げました。

■真利子哲也監督のコメント
ここに集まった面子はあまりにも自由で、中心に立つ松田翔太は誰より気合いが入っていて、みんなでせめぎ合いながらも触発され、只事ならないものになったと思ってます。

■茂木克仁監督のコメント
街中を松田翔太が時速40キロを越えて走る姿を目の当たりにした時、最高にクレイジーなドラマだと確信しました。

■すぎむらしんいちのコメント
このマンガは今読み返しても面白い!だから今映像化すればさらにもっと面白いに決まってます! 
早く観たいです!!

■リチャード・ウーのコメント
以前あるプロデューサーから、「あれだけは映像化不可能ですよ」と言われたことも思い出します。
したがってついこの間まで、どうせお蔵入りだろうと信じていました。本気なんですね。
プロデューサー、監督、スタッフ、俳優の皆様方の勇気にエールを送ります。