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成海璃子主演『無伴奏』本ビジュアル公開 仙台に実在するバロック喫茶が背景に

2016年02月12日 05:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2015 「無伴奏」製作委員会

 3月26日公開の矢崎仁司監督最新作『無伴奏』の本ビジュアルが公開された。


参考:成海璃子と池松壮亮のベッドシーンも 矢崎仁司監督最新作『無伴奏』、予告編公開


 『無伴奏』は、直木賞受賞作家・小池真理子の半自叙伝的同名小説を、『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司監督が映画化したラブストーリー。1969年の仙台を舞台に高校生の響子が、クラシック音楽が流れる喫茶店「無伴奏」で出会った渉に惹かれていく模様を描き出す。キャストには、主人公の響子を演じる成海璃子のほか、池松壮亮、斎藤工、遠藤新菜、松本若菜、藤田朋子、光石研らが名を連ねる。


 このたび公開された本ビジュアルでは、原作者の小池が常連だったという仙台に実在するバロック喫茶「無伴奏」で、ひとり壁に寄りかかる成海演じる響子、空を見上げる池松演じる渉、斎藤演じる祐之介と遠藤演じるエマの2ショットが収められ、「こんなに好きだったのにーーあなたは誰を愛しているの?」というコピーが添えられている。


 また、本ビジュアル公開にあわせ、成海、池松、斎藤、遠藤からコメントが寄せられている。


【出演者コメント一覧】
■成海璃子(野間響子役) コメント
この映画は、心や身体、色んな面で響子が成長していく物語です。響子はすごく一生懸命で、私はもう(撮影当時)22歳なので、高校生の響子は青くて、ちょっと照れくさくなってしまうような部分が脚本を読んでいてありました。ただ、めまぐるしく色んなことが起きて、すごく大きなものを背負う役でもあったので、気合いを入れる感じで、「やったろ」っていう気持ちで撮影に挑みました。自分自身の感情が涌き出る様な豊かな現場でした。


■池松壮亮(堂本渉役) コメント
正直に言うと最初は、見ている人からすれば「また池松脱いだ」だなと思って、一回断ってしまいました。けれど、矢崎さんも、成海さんも、みんな勝負に出ているわけですよ。それを考えたら、「こりゃ待てよ、ちゃんと決着つけなきゃいけない」と思って、出演を決めました。


■斎藤工(関祐之介役) コメント
すごく“丁寧”っていう言葉が一番ふさわしい現場でした。皆の姿勢が“映画”だなっていう、私の理想とする空気でした。単体というよりかはそれぞれの化学反応みたいなものがちゃんと実際あったし、それは役を通じてというよりは、実際あったものがそのまま作品に投影されていたらいいなと思います。


■遠藤新菜(高宮エマ役) コメント
泣くシーンで、飲む動作にどんどん意識がいってしまい、涙が出なくてNGが重なってしまった時に、(成海)璃子ちゃんが「ブレイクしよう」と助け舟を出してくれました。璃子ちゃんは「絶対謝らなくていいんだよ、対等なんだから」と言ってくれて、池松君も「何回テイクが重なっても、何回同じことやらされても全然俺らは何回でも付き合うから、エマがやりたいようにかませ」と言ってくれて、こうやって支えてくれて同じ立場に引き込もうとしてくれるっていうことに安心して、戻ったテイクは一発でOKでした。


(リアルサウンド編集部)