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3年ぶり「六本木クロッシング」は歴史や身体、性、風景にフォーカス

2016年02月11日 13:22  Fashionsnap.com

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片山真理 《you're mine #001》 2014年 ラムダプリント 104.8×162 cm 個人蔵 Courtesy: TRAUMARIS, Tokyo Image by: 森美術館
森美術館が、「六本木クロッシング2016展:僕の身体(からだ)、あなたの声」を開催する。2004年から3年に1回開催している、日本のアートシーンを総覧する定点観測的な展覧会。5回目となる今回は、日本と韓国、台湾の4人のキュレーターによって選ばれた20組のアーティストの作品を通して、日本の現代アートを幅広い視野から検証し、今の社会とアートについて考察する。会期は3月26日~7月10日。

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 5回目の六本木クロッシングは、歴史や身体、性、風景についての新たなイメージを表現したアーティストとその作品にフォーカス。「自己と他者、身体とアイデンティティの関係性」、「過去との新たな出会い」、「独自の視点で描く、オルタナティブな物語」、「人と『モノ』の新たな関係性を探る」、「変容するジェンダーへの意識と未来の可能性」といった切り口で会場を構成する。出展アーティストには、自らの姿とその分身のような人形を重ね合わせる片山真理、フィクションとドキュメンタリーが交錯する物語を作る小林エリカ、音や光、動きを伴う作品を制作する毛利悠子と西原尚、同性カップル間に誕生する子どもをテーマに活動する長谷川愛ら幅広い顔ぶれが揃う。
■六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声会期:2016年3月26日(土)~7月10日(日)会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)企画: 荒木夏実(森美術館キュレーター)、キム・ソンジョン(Samusoディレクター、アートソンジェセンターキュレーター)、小澤慶介(キュレーター/特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト])、ウー・ダークン(台北国際芸術村ディレクター)公式サイト