ACOフランス西部自動車クラブは10日、2016年からスタートするアジアン・ル・マン・スプリントカップ(AsLMSC)の規定を発表した。
AsLMSCは、耐久レースのアジアン・ル・マンがウインターシリーズ化したことにより、その間を補完する目的として開催されるもの。LMP3、CN、カップカー用のGT Cupカテゴリーが走行可能で、全3戦すべてがセパンサーキットでの開催となる。
今回発表された主なレギュレーションは以下のとおりだ。
●BoP
ACOはマシンの性能調整を行う権利をもつ。
●タイヤ
ミシュランが公式サプライヤーとして独占的に供給する。
●カレンダー
全戦がマレーシアのセパンサーキットで開催される。
第1戦:5月27日~29日
第2戦:8月7日~9日
第3戦:9月2日~4日
●参加可能車両
・ACO規定に従っているLMP3車両
・ACO付則に対応しているCN車両(カーボンモノコック車のみ)
・GTカップ(ポルシェカレラカップ、アウディR8 LMSカップ、ランボルギーニ・スーパートロフェオ、フェラーリチャレンジ、マクラーレン650スプリント、ロータスカップ)
●参戦可能ドライバーカテゴリー
16歳以上のドライバーで、国際Cライセンス以上を保持していること。ブロンズ、シルバーのドライバーはひとりで運転することができるが、最高2名のドライブが認められる。ドライバーラインアップで1名以上ブロンズが含まれなければならず、もうひとりはブロンズ、もしくはシルバーが認められる。ゴールド、プラチナの参戦は認められない。
●イベントフォーマット
45分のプラクティスセッションが2回
15分の予選セッションが2回(2名ドライブする場合は1セッション1名が乗車すること)
ローリングスタートの60分レースを2回(要ピットストップ。ピット入口から出口まで120秒以上)
●タイヤ規定
第1戦:1台につきニュータイヤ4セット。ウエットタイヤの制限無し
第2戦以降:1台につきニュータイヤ3セット。ウエットタイヤの制限無し
●ポイント
それぞれの予選セッションで、各クラス首位には1ポイント。レース後、各クラスチーム、ドライバーにポイントが付与される。