ドイツのBild紙が、パスカル・ウェーレインがマノーと契約を結び、今年F1にデビューすることが決まったと10日報じた。
今季レースドライバーが決定していないF1チームはマノーのみ。その空いた2席を何人ものドライバーたちが争っているものと考えられている。
その中のひとり、ウェーレインは、ドイツ出身21歳、2015年にはDTMでタイトルを獲得し、メルセデスF1チームのリザーブドライバーも務めたドライバー。メルセデスは彼のF1参戦を望み、今年パワーユニットを供給するマノーで彼のシートを確保するために動いてきた。
ただ昨年末の時点でメルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、マノーに乗るには莫大な資金を持ち込む必要があり、その額はとても応じられないようなレベルであると示唆していた。
しかし10日、Bild紙は、ウェーレインがマノーで走ることが決まったという情報を入手したと伝えた。近日中に正式発表が行われる見込みであり、ウェーレインとメルセデスの関係は今後も継続すると同紙は報じている。
マノーのドライバー候補としては、他にインドネシア政府が支援するリオ・ハリアント、昨年レースドライバーを務めたウィル・スティーブンス、ロベルト・メリ、アレクサンダー・ロッシが挙げられている。ロッシは最近、マノーとは今も交渉中であり見通しは明るいと発言している。