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博報堂DYHD、アップルの初代マウスなどをデザインしたIDEOに出資

2016年02月10日 12:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

 博報堂DYホールディングスの戦略事業組織「kyu」が、米国のデザイン・イノベーション会社IDEO LPに対して出資を行い、30%の株式を取得した。IDEO LPは博報堂DYグループの持分法連結の対象となり、将来的に持分の過半数以上を取得するオプションを博報堂DYグループが保有することについても合意している。

博報堂DYHDがIDEOに出資の画像を拡大

 出資理由について博報堂DYホールディングスは、専門的で先進的なマーケティング手法やソリューションを提供する「専門マーケティングサービス企業」をグループ内に取り込むためと発表。「kyu」を中心として「"専門性"と"先進性"の継続的な取り込み」を行うことで、グループ中期基本戦略を具現化していくとともに、海外事業の拡大を目指す。
 米国シリコンバレーで創立され、北米、アジア、ヨーロッパに10のオフィスを構えるIDEO LPは、製品やサービス、デジタル体験、ヘルスケア、教育、社会テーマなど幅広い領域でデザインコンサルティング業務を展開。米アップルの初代マウスのデザインを担当したことで知られる他、米コンバースや「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のブランド戦略も手がけ、米Business Week誌に3年連続で「世界で最もイノベーティブな企業」に選出されるなど、世界的に高い評価を受けている。