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アパルトモンの派生ブランド「AP STUDIO」が今春デビュー

2016年02月10日 09:12  Fashionsnap.com

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「AP STUDIO」2016年春夏展示会より Image by: Fashionsnap.com
「ドゥーズィエム クラス(DEUXIEME CLASSE)」や「アパルトモン(L'Appartement)」を運営するベイクルーズグループのラクラスが、ニューブランド「AP ストゥディオ(AP STUDIO)」を今春スタートさせる。コンセプトは「何を着るかではなく、どうやって着るか」で、気分と時代に合った"マイ・スタンダード(MY STANDARD)"をセレクトとオリジナルで提案していく。直営店舗は、3月25日にファッションゾーンがオープンする新施設「ニュウマン(NEWoMan)」に出店予定。

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 アパルトモンから派生した「AP STUDIO」は、フェミニンやエレガントな要素よりヘルシーな女性らしさを表現したブランドで、キーワードは「ナチュラル」「モダン」「ミニマル」「モード」の4つ。年齢によるターゲットや特定のテーマは設けず、気分や時代で変化するバランスを自分らしく着こなす女性をイメージしている。
 商品軸は2つに分かれており、ベーシックアイテムをサイズやシルエットを変えて展開すると共に、"今気になるもの"をセレクトし提案する。ベーシックアイテムは、日本の「アメリカーナ(AMERICANA)」やフランスの「メゾンスタンダード(MAISON STANDARD)」にフィーチャーし、気分によって着方を変えられるよう、ジャストサイズからメンズウェアのようなビッグシルエットまでラインナップ。「チノ(CINOH)」のアーカイブを復刻またはリニューアルした別注コレクションも販売する。トレンドを反映したラインでは、2016年春夏シーズンはNYの「ロゼッタゲッティー(Rosetta Getty)」やLAのデニムブランド「サイモンミラー(SIMON MILLER)」をピックアップし、ミニマルな中にサファリや土っぽさが漂うスタイルを提案。オーストラリア発の「ニコラス(NICHOLAS)」や日本の「ハウスコミューン(House_Commune)」等、よりミニマルなコレクションも夏にかけてセレクトを増やす。また「AP STUDIO」の強みとして、カットソーを豊富に展開。1枚でも着られるデザインが魅力的なNYの「ATM」などを揃える。今シーズンは、セレクト約55%に対してオリジナルは約45%。ウェアの他にも、「アディダス(adidas)」のスーパースターや「ジュゼッペ・ザノッティ・デザイン(Giuseppe Zanotti Design)」の親指ビジュー、チャンキーヒールのパンプス等のシューズから、バッグ、アイウェア、アクセサリーなどをあわせて展開する。
 ショップの内装はブランド名にも登場するスタジオをイメージ。撮影機材を置くなど、商品を実際に撮影しているかのような雰囲気を演出する。
 同社は大阪・ルクアイーレに「AP studio」を昨年出店したが、この商品展開やコンセプトを一新し、新ブランドとして今回の「AP STUDIO」をスタートさせる。大阪の店舗も春にリニューアルを予定。「AP STUDIO」ではモダンやモードの部分を打ち出すことで、フェミニンの要素を取り入れている「ドゥーズィエム クラス」や40代以上の顧客が多い「アパルトモン」と棲み分ける。客単価は2万円~3万円台前半を想定。