ミュージカル『キンキーブーツ』が、7月21日から東京・初台の新国立劇場中劇場、8月13日から大阪・オリックス劇場で上演される。
『キンキーブーツ』は、実話に着想を得た2005年公開の同名映画をもとにしたブロードウェイミュージカル。2013年に『トニー賞』で13部門にノミネートされ、作品賞、主演男優賞、オリジナル楽曲賞など6部門を受賞した。
物語の主人公は老舗の靴工場の跡取り息子チャーリー。父親の急死によって倒産寸前の工場の跡を継ぐことになったチャーリーが、ロンドンでドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨ててドラァグクイーンのためのブーツ「キンキーブーツ」専門の工場として靴工場を再生させていく様を描く。
チャーリー役を演じるのは小池徹平。チャーリーによって工場の専属デザイナーに迎えられるローラ役を三浦春馬が演じる。また工場の従業員・ローレン役にソニン、チャーリーの婚約者・ニコラ役に玉置成実がキャスティングされている。
音楽にはブロードウェイ版と同じくシンディ・ローパーによる書き下ろしの楽曲群を使用。訳詞を森雪之丞が手掛ける。また演出と振付もブロードウェイ版のジェリー・ミッチェルが担当し、演出協力および上演台本で岸谷五朗が参加している。なお三浦は同作への出演にあたってニューヨークに渡り、ローパーのボイストレーナーからレッスンを受けて、ローパー本人からも直接アドバイスをもらうなどの準備を重ねているという。東京公演のチケット一般発売は4月9日にスタートする。
■小池徹平のコメント
ブロードウェイミュージカルの名作に挑戦させていただけること、今からとてもわくわくしてます。
楽曲も素敵で、岸谷さんと初めてご一緒出来ることもすごく楽しみです。
豪華なキャストの皆さんと共に、また新たなる自分の発見、そして進化できるように、引き締めて頑張りたいと思います!
■三浦春馬のコメント
2013年夏、ブロードウェイで観劇し、強く憧れた役を演じることができ、とても嬉しくおもいます。
と同時に大きなプレッシャーも感じてきていますが、自分が本国の劇場で包まれたミュージカル・キンキーブーツの感動を少しでもお客様に受け渡せるよう、努力して行きます。