『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて連載中の大人気漫画『キングダム』(原泰久さん著)が、今年めでたく連載10周年を迎えました。
これを記念して、同作が山手線をジャック! 2月1日(月)から15日(月)までの期間、山手線を走る全11車両1編成内で、史上初のマンガ展「山手線キングダム展」を開催しているってこと、ご存知でした?
【山手線を走る1台の車両が『キングダム』一色に!】
奇数号車は連載前半の5年間、偶数号車は連載後半の5年間の内容を展示。原画・ネーム・初公開の資料などなど10年間の歴史がたっぷり詰まっているので、時間を忘れて楽しめちゃう。
前代未聞な “走る” 展覧会開催に寄せて作者である原さんは、公式サイトにおいて、次のように述べています。
「『キングダム』を知っている方も知らない方も、この展示物を見て、ただ移動するだけのこの時間をわずかでも楽しいものに変えて頂けたら幸い」
【『キングダム』ってどんな作品なの?】
『キングダム』は、紀元前春秋戦国時代、500年という長きに渡って中国大陸にあった動乱期が舞台。大将軍を目指す少年・信と、後の始皇帝となる秦王・政の活躍を中心に、戦乱の世を描いた壮大な歴史マンガであり、単行本の累計発行部数は2,000万部以上。
昨年5月に人気テレビ番組『アメトーーク』(テレビ朝日系)で放送された企画「キングダム芸人」によってその存在を知った、という方も、少なくないかもしれません。
【女子にも大人気なのです】
“戦国時代” “歴史マンガ” などと聞くと、一瞬「男性向けのマンガ」という印象が強いように思えますが、意外や意外、女子の間でも大人気。
記者(私)の友人にも同作の大ファン女性がおりまして、全巻大人買いした上、何度も何度も読み返しているようで、新刊発売日にはソワソワして仕事も手に着かない、とのこと。いや、仕事しろよ。まあ気持ち、わからなくもないけども。
【ファンが語る『キングダム』の魅力】
そんな彼女に同作の魅力を聞いたところ、「中国史に基づいた時代背景の描写に引きこまれるし、位の低い者がはい上がっていく過程だとか忠誠心だとか、アツさ、ヒューマニズムがたまらなくて……」ってな具合に、称賛コメントが止まらない!
【見かけたら乗っとくべし】
そんなに絶賛されると、否が応にも読みたくなっちゃうのが人間の心理。かくいう記者も未だ同作を読んだことがないので、これから読んでみようと思っております。作品を知るきっかけになりそうな同展、車両を見かけた際には迷わず乗り込んでみるべし。
参照元:キングダム連載10周年記念 山手線キングダム展
執筆=田端あんじ (c)Pouch