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上野樹里「香取さんとのお芝居は飾らずに演技ができる」

2016年02月08日 06:40  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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現代社会における “家族”や“結婚”の形を描く『家族ノカタチ』(TBS系・毎週日曜夜9時)で、上野樹里が独身OLの熊谷葉菜子を熱演中の上野樹里。 「同世代の人で焦っているって話を聞きますが、私は何でだろうって。焦っても急にいい人と出会えるわけではないと思うので。毎日楽しく、そういう日が来たら結婚できればいいかなって思っています」 責任感が強く、他人にも厳しいクレーマー気質の持ち主で、独り身であることに明確な意思を持つ、いわば“こじらせ女子”だ。 「葉菜子は赤毛のアンの世界に憧れているんです。でも、実際は誰も養ってくれないし、30代になって仕事が生活のメーンになったけど、そのぶん稼いだお金で好きなことができる。 結婚に対してもバツイチだし冷めていて、安らげる家も購入したし、それで十分かなって。なぜ、1人で生きる決意をしたかはこの先描かれますが、今の人たちの価値観をリアルに描いているなって思います」 共演は、葉菜子と事あるごとに衝突する主人公・永里大介役の香取慎吾をはじめ、大介の父・陽三役の西田敏行や、葉菜子の母・律子役の風吹ジュンなど、個性派の俳優が勢ぞろい。現場は「すごく楽しいし、居心地がいいんです」と話す。 「香取さんとのお芝居は、気持ちがいいくらい飾らずに演技ができるんです。それは、西田さんともそうですし、風吹さんともそうで、自然の流れじゃないと絶対に生まれないニュアンスみたいなものを、引き出してくださるんですよ。面白い瞬間がたくさん出る感じが今回大事なので、楽しんでお芝居をさせていただいています」 上野自身は結婚に対してこんな夢が。 「結婚に対してあまり願望はないんです。でも、将来いい人に出会って結婚して、子どもができて家族を持つという感動を知ったら、それを芝居にも生かしたい。運命はどうなるかわかりませんが、そんな役者になれたらいいなと思います」 撮影/佐藤靖彦