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デザイン集団「Tomato」活動の軌跡が一堂に 渋谷で25周年プロジェクト

2016年02月07日 19:12  Fashionsnap.com

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プロジェクト ロゴ Image by: パルコ
世界的に活躍するデザイン集団トマト(Tomato)の結成25周年を記念したプロジェクト「THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION "O"」が、渋谷パルコを中心とする渋谷の街で開催される。アンダーワールド(Underworld)のために制作したレコードジャケットなどを一般初公開するほか、会場限定販売のエキシビジョンの図録、ジョン・ワーウィッカー(John Warwicker)のエッセー写真集、アンダーワールド初の書籍の3冊の出版が決まっている。会期は3月12日~4月3日。

Tomatoの25周年プロジェクトが渋谷での画像を拡大

 トマトは1991年にロンドンで発足し、タイポグラファーのジョン・ワーウィッカー、「ワークノットワーク(Work Not Work)」のサイモン・テイラー(Simon Taylor)、エレクトリック・デュオのアンダーワールドといった多彩なメンバーで構成。ロンドンやメルボルン、東京、カッセルなど世界の各都市に分散して活動し、メディアデザインから映像、ブランディング&CI、ファッションデザイン、近代彫刻や都市建築設計、実験的コンピューターグラフィック、ファインアートまで幅広い領域で作品を発表している。
 創作活動は日本文化から多大な影響を受けており、メンバーは日本に訪れる際の拠点として渋谷を選択して滞在することも多いという。また、アートワークや音楽を手がけたことから知名度を一躍上げるきっかけになったのは1996年公開の映画「トレインスポッティング」で、当時、同作にいち早く注目し日本公開を行ったのはパルコだった。
 こうした経緯から渋谷を舞台に行われる今回のプロジェクトは、渋谷パルコのパルコミュージアムとギャラリーX、階段を活用したインスタレーションギャラリーをはじめとする、同館全館でトマトの作品を展示。今春開局する「渋谷のラジオ」とのコラボレーション、ファッションブランドやトマトがセレクトする書籍を揃えるポップアップショップのオープン、メンバーによるトークショーやワークショップの開催なども予定されている。
■THE TOMATO PROJECT 25TH ANNIVERSARY EXHIBITION "O"メイン会場:パルコミュージアム(PART1・3F)、ギャラリーX(PART1・B1F)会期:2016年3月12日(土)~4月3日(日)入場料:一般500円/学生400円/小学生以下無料時間:10:00~21:00公式サイト