アコースティックギター弾きにとって、気温が低く乾燥する冬は、要注意のシーズンかもしれない。
乾燥した状態に長くさらされていると、木製のギターにヒビが入ったり、割れたりする危険性がある。なんとかして、大切な楽器を守りたいもの。
それなら、
Taylorが開発している「TaylorSense」というギターのモニタリングシステムがよいかもしれない。
楽器が良い状態=健康な状態にあるのか、常にモニターし、状態に異変が起きたときには、すぐに
Bluetoothを通じて専用アプリにアラートを送信してくれるという。
・温度、湿度センサーを搭載
同社の
“9 V Expression System”を搭載しているTaylorのギターの中に、
スマートバッテリーボックスデバイスを設置して用いる。
デバイスには、
湿度計、温度センサーが設置されていて、常に湿度レベルや温度を監視。
湿度レベルが一定基準より低すぎたり、高すぎたりした場合、および高温にさらされたり、急激な温度変化をキャッチした場合には、すぐにユーザーのアプリにアラートを送ってお知らせする。
・衝撃も感知
また、
衝撃を感知する機能も保有しており、万一ギターを落としたり、激しい衝撃を受けたりすると、それを
検知した時間を記録。旅行の際などに起きた輸送時の事故記録として残したり、自宅に子どもやペットがいる人が、いち早く異変を知ることができるようになる。
アプリはアラートを発信するだけでなく、他にも
チューナー、メトロノーム、練習ツールなど、ギター演奏をサポートする機能があるのも嬉しい。ただし、今のところiOSにしか対応していないようなのでご注意を。
「TaylorSense」は、2016年半ばくらいにリリースを予定している。楽器を良い状態でキープして、演奏のときには最高のパフォーマンスを発揮したいものだ。
TaylorSense