2016年02月05日 19:31 おたくま経済新聞
前衛アートなのかインスタレーションなのか、はたまた誰かの仕掛けたイタズラなのか──。
奈良県大和郡山市の、柳町商店街一角にある電話ボックスの中に「金魚がひらひら泳いでいる」と話題になっています。
元々はこれ、アートイベントのためつくられたそうですが「撤去するのも大変だし」ということで、隣接するカフェ・K COFFEEのオーナーを中心に商店街の人たちや金魚を通じて地域と自然を考えるK-PoolProjectの皆さんが協力してそのまま金魚の面倒を見ているそうです。
そもそも大和郡山市は水質や水利に恵まれた農業用溜池がたくさんあり金魚の餌であるミジンコなどが多く稚魚の餌に最適であることから、金魚養殖で知られている土地です。
街中には金魚のオブジェが溢れており、紺屋川には金魚が泳いでいる様子も見られるのだとか。ちなみに、「このマンガがすごい!2015」には、大和郡山市を舞台にした金魚すくい漫画である『すくってごらん』(大谷紀子 著・講談社)がオンナ編14位にランクインして話題になっていました。
こんな超幻想的な風景が街中で見られるなんて、まるで漫画の世界に自分が飛び込んでしまったように思えてしまいますよ。大和郡山市を訪れた際には、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
▼協力:
笹都@秋葉流はいいぞさん(@mituyasann)
▼参考:
K COFFEE
大和郡山市HP
このマンガがすごい!WEB
(文:大路実歩子)