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「お腹虚弱体質」なエンジニアがトイレ使用状況アプリをつくってみたそうです

2016年02月05日 18:51  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

「お腹虚弱体質」なエンジニアがトイレ使用状況アプリをつくってみたそうです

お腹がピーゴロゴロして急いでトイレに駆け込んだら満室だった──。そんな悲劇に遭遇したことってありませんか?


女子トイレはいつも満員であるイメージが強いですが、男子トイレの個室は“大”をしたいときに使用することがほとんであるために滞在時間も長く、それゆえに「お腹虚弱体質」な人は個室が空いていなくて困ったなんてことも多いのではないでしょうか。


そんな経験から自社オフィスが入居しているビルのトイレを利用して、空き状況をリアルタイムで確認できるという画期的なアプリをつくってみたのはリクルートライフスタイルの小原正大さんと同社に出向中であった望月駿一さん。


【元の記事はこちら】


都内某ビルの35階トイレはワンフロアで300人の男性社員が使用するらしく、それに対して男子トイレの個室は4つ。もちろん満室であることが多く、そんな場合は別フロアのトイレを使用したり我慢して待ったりしているそうです。


けれど我慢したりわざわざ別のフロアにトイレを探しに行ったりするのは時間のロスで業務にも支障をきたしてしまいかねません。
そんな中、トイレの扉の開閉状態をセンサーが感知して使用状況と滞在時間が表示されるというアプリを開発したところ、混み具合を可視化することでアプリを使用した人がトイレをスムーズに使用できるようになったそうです。


今回は35階のみで実験的な試用をしたために、別のフロアにもこのシステムを導入すればよりトイレへの不安の解消に繋がるのではないか、とのことで、今後は空いている個室のあるフロアへの誘導や個室が空いたらアプリを通じて通知を送るなどの追加機能を実装していく予定だそうです。


現在、トイレに関しては位置情報サービスを利用して近くに使用可能なトイレがあるかどうかを調べるアプリなどがリリースされてはいますが、空き状況や滞在時間までは把握することができず、またそのどれもがあまり活発に利用されていません。


今後、このアプリが発展して全国に普及していくことを願う「お腹虚弱体質」な人たちは多いのではないでしょうか。今後にも期待大です!


(文:大路実歩子)