大手電機メーカーとして知られているNECだが、その正式名称は「日本電気株式会社」という。社会人経験の長い人なら知っている人も多いようだが、学生や若い人には意外と馴染みがないようだ。2月5日、ツイッターにこんな投稿が寄せられ、話題を呼んでいる。
「カフェで後ろの女子集団の会話聞こえてきた。『カレシがぁ、なんかぁ、日本電気?とかいう電気屋に就職するとか言っててぇ、そこらの電気屋とか有り得なくない?』えっ」
「日本電気」に就職する彼氏に「別れるってメールして着拒した」
NECは、2016年卒予定の学生に調査した「IT業界新卒就職人気企業ランキング」では6位にランクイン。東洋経済ONLINEが1月に出した「平均年収『東京都トップ500社』ランキング」によれば年収は769万円。福利厚生も整っており、年間休日は125日、初年度から有休が20日間付与されるという。多くの学生が入りたいと願う企業だろう。
しかし、残念ながら彼女は「日本電気=NEC」であると知らなかったようだ。一緒にいた友達からも「別れろ別れろ」という声があがり、
「うん、だからぁ、それで昨日メールで別れるって送ってその後着拒したぁwww」
と話していたという。この話を耳にした投稿者は思わず噴いてしまったといい、「彼氏の今後を祝福した」と書いている。たしかに、就職先で人を判断するような彼女とは別れた方が幸せかもしれない。
ツイッターでも、玉の輿狙いだったのではとの声があがっていた。
「就職先が、仮にそこらの電気屋だとして、それで別れたりするもんなんですねえ。愛というより、有望株狙いの玉の輿交際だったのでしょうか。それにしては女性側が知識なさすぎな気も」
NEC「多くの人にどんな会社か知っていただけるよう精進します」
また、投稿者が、その場で彼女に「日本電気=NEC」ということを教えなかったことに対しても、「いいことをした」と称賛する声が出る。投稿者は、こうした声に対し、
「教えたらカレシに『復縁してアゲル』とかほざいちゃうだろwww」
とリプライしていた。前出のツイートは7000件を超えるリツイートがされ、Yahoo!リアルタイム検索でも「日本電気」が一時2位に入った。NECの公式アカウント(@NEC_ad)も反応し、こうツイートしていた。
「なぜか弊社が今話題の模様。多くの人にどんな会社か知っていただけるよう精進します。。」
「NECは正式名称『日本電気(にっぽんでんき)株式会社』っていいます」
件の彼女が「日本電気=NEC」だと気づき、逃がした魚が大きかったと愕然する日は来るだろうか。
あわせてよみたい:キャリア女性の理想像に「夢みすぎ」の声