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金沢「109」が名称を「東急スクエア」に変更 若年層集中型の施設から脱却へ

2016年02月05日 14:53  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

KOHRINBO109の外観(2014年 撮影時) Image by: Fashionsnap.com
金沢の「KOHRINBO109」が、4月下旬に施設名称を「香林坊東急スクエア」に改め、館内を全面リニューアルする。従来は10代~20代前半に向けたショップを中心に揃えていたが、リニューアル後は高感度な男女やファミリーなどの幅広い客層を取り込むため、中心テナントには北陸3県初出店の「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」を導入するなど、ライフスタイル発信型の施設を目指す。リニューアル時期は、地下1階、1階、2階の3フロアが今春、GF、3階、4階は秋を予定。

東急が金沢から「109」の看板下ろすの画像を拡大

 高感度なショップが立ち並ぶ香林坊に位置する「KOHRINBO109」は、昨年9月で開業から30周年を迎えた。建物設備の老朽化に加え、従来のターゲット層のファッションに対する消費低迷を背景に、施設を運営する東京急行電鉄、東急モールズデべロップメント、香林坊第一開発ビルの3社では施設イメージを一新することに至った。同エリアは昨年3月の北陸新幹線の開業で来街者が増えており、今後は、金沢の歴史や地域特性を活かした施設にすることで、観光客の利用も促す。
 施設は外装からエントランスまで全面的に改装し、アースカラーを採用するなど、周辺の街並みや自然に調和した建物に一新する。賃貸面積は約12,500平方メートル。なお、「セシルマクビー」「リズリサ」「サマンサベガ」「ロデオクラウンズ」「ムルーア」「スピンズ」「リップサービス」「レピピアルマリオ」「フィグ&ヴァイパー」などのアパレルショップは既に1月中旬で閉店。本店機能を香林坊東急スクエアに移転させる「うつのみや」は、仮店舗を同館に新規出店している。