野村萬斎が構成と演出を手掛ける『新宿狂言2016 ~Starting Over in 申~』が、3月4日と5日に東京・新宿の全労済ホール/スペース・ゼロで上演される。
『新宿狂言』は、1994年に野村と全労済ホール/スペース・ゼロがコラボレーションしてスタートした企画。野村がスーパーバイザーを務め、舞台美術や照明、音響、映像効果などを取り入れた狂言を発表している。
『新宿狂言2016 ~Starting Over in 申~』は、2011年に上演された『新宿狂言Vol.16「森羅万象~ぼくらはみんな生きている」』以来の『新宿狂言』。「再生」をテーマに、第1部では「附子」という猛毒が入った桶を見張る2人を描いた狂言『附子』、第2部では素囃子『神楽』と、野村をはじめとする出演者が猿に扮して「猿語」で舞い踊る狂言『「猿聟」2001version』を披露する。
なお『2001年宇宙の旅』からヒントを得た『「猿聟」2001version』が上演されるのは、約16年ぶりになるという。チケットは現在販売中だ。