フェラーリ元会長ルカ・ディ・モンテゼモロが、療養中のミハエル・シューマッハーの状況についてネガティブな発言を行った。これに対しシューマッハー側はコメントしていない。
シューマッハーはベネトンで2回、フェラーリで5回F1タイトルを獲得、2006年末で引退したものの、2010年にメルセデスと契約しF1復帰、2012年末で完全にF1レースから身を引いた。
しかし2013年年末、シューマッハーを悲劇が襲う。スキー中に転倒し頭部に重傷を負い、シューマッハーは数カ月にわたり入院、2014年9月から自宅療養に入った。最近ではシューマッハーサイドは現状を伝える発表をほとんど行っていない。
「ニュースを聞いたが、残念ながらいいものではない」とかつてのボスであるディ・モンテゼモロは、今週イタリアのイベントにおいてコメントした。
「人生というのは不思議なものだ。彼は最高のドライバーで、フェラーリ時代には1999年に一度事故に遭っただけだったのに」
このコメントに関しシューマッハーのマネージャーを務めるサビーネ・ケームにコンタクトをとったBBCとSky Sportsは、いずれもコメントは得られなかったと伝えている。
昨年10月、FIA会長ジャン・トッドは「シューマッハーは今も戦っている」と発言した。かつてフェラーリチーム代表を務めたトッドはその後もシューマッハーと親交を続け、今も頻繁に彼の見舞いに訪れている。