ポップンマッシュルームチキン野郎の舞台『御家族解体』が、3月5日から東京・下北沢のステージカフェ下北沢亭で上演される。
2005年に結成されたポップンマッシュルームチキン野郎は、映画『日々ロック』で入江悠と共同脚本を手掛けた吹原幸太が主宰を務める劇団。関東を中心に活動し、演劇におけるコメディーの魅力を広めるためのイベント『黄金のコメディフェスティバル』で2013年、2014年と2年連続でグランプリを獲得している。
東京の下町で暮らす家族を描いた『御家族解体』は、2005年に初演された吹原の初長編作品『ぽっぷん息子』をリメイクしたブラックコメディー。一風変わった性格の優しい父、商店街の草野球に命をかける長男、スピード狂でトラック野郎の次男、多浪で情緒不安定な長女、ませた言動をする三男が、母親不在の家庭を切り盛りしながら幸せに暮らしていたが、父のリストラをきっかけに金銭問題が多発し、悲しい過去が暴き出され、やがて家族が解体していくというあらすじだ。
作・演出は吹原幸太が担当。劇団員の他にゲストとして青年座の小見美幸が出演する。また、公演期間中には劇団イベント『風雲!チキン城下町』も開催される。チケットは現在販売中だ。