公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会・JAGDAが選出する『第18回亀倉雄策賞』『JAGDA賞2016』『JAGDA新人賞2016』が発表された。
JAGDAが発行する年鑑『Graphic Design in Japan 2016』の掲載作品として応募された作品の中から選出される同賞。今年は約600作品が入選した。
応募作品の中で最も優れた作品とその作者に授与される『第18回亀倉雄策賞』に選ばれたのは、三木健による個展『APPLE+』の告知ポスター。優秀作品をカテゴリー別に表彰する『JAGDA賞2016』には、上西祐理による『世界卓球 2015』のポスターや、植原亮輔と渡邉良重によるキギが手掛けた「OUR FAVOURITE SHOP」のグラフィック、菊地敦己による『日経回廊』のブックデザイン、仲條正義による「資生堂パーラー 2015」のパッケージなど10作品が輝いた。また若手デザイナーに光を当てる『JAGDA新人賞2016』には、上西祐理、村上雅士、川上恵莉子が選出されている。
なお入選作品を収録した『Graphic Design in Japan 2016』は6月に刊行される予定。同誌の編集長は服部一成、ブックデザインは山下ともこが担当している。また東京・銀座のクリエイションギャラリーG8では、『第18回亀倉雄策賞』の受賞を記念した三木健の個展が5月9日から、『JAGDA新人賞展』が7月1日から開催。さらに6月中旬から東京・六本木の東京ミッドタウン・デザインハブで行なわれる『日本のグラフィックデザイン 2016』展では、各賞の受賞作を中心に年鑑掲載作品から約300作品が紹介される。