2016年02月04日 05:01 リアルサウンド
『ワイルド・スピード』の撮影監督を務めたエリクソン・コアの監督作品『X-ミッション』より、出演者がロック・クライミングに挑むメイキング映像が公開された。
『X-ミッション』は、1991年に公開されたパトリック・スウェイジとキアヌ・リーブス主演作『ハート・ブルー』を原案にしたアクション・サスペンス。若きFBI捜査官ユタが、エクストリームスポーツを駆使する謎の犯罪集団に潜入捜査を行う姿を描く。
今回公開された映像には、プロクライマーや出演者がフリー・ロッククライミングに挑むメイキングシーンが収められている。世界最大の落差(約980メートル)を誇る滝、エンジェル・フォールで行われた撮影について、ユタを演じたルーク・ブレイシーは「非常に危険で壮大な撮影だった。二度とできない!」とコメント。また、犯罪集団のカリスマ的存在、ボーディを演じたエドガー・ラミネスは「高さ1000メートルくらいのところにぶらさがったりしたんだけど、滑って落下しないように気をつけたんだ。もちろん頑丈なロープはつけていたけど、とにかく高いところだったからビビったよ!!」と恐怖体験を語った。
本作を見たプロフリークライマーの平山ユージは、「壮大な大自然の中で繰り広げられるミッションは、自分の情熱と信念のもと命を賭けたものだった。そして彼らが遂行する誰も成し遂げていないミッションは僕のハートを鷲掴みにしていた。やらないで後悔はしたくない、やって命を落とすのも本望だろう」と感想を寄せ、同じくプロフリークライマーの安間佐千は「地球上で活躍するエクストリームスポーツアスリートのCGなしのスタントで表現された大自然の迫力と人間のポテンシャル。犯罪の裏に隠された8つの試練への挑戦にある、師から受け継いだ強い信念。そして自然と人間の関わり方を考えされられる壮大な作品です」と語った。(リアルサウンド映画部)