昨年までホンダのファクトリードライバーとして世界ツーリングカー選手権(WTCC)に参戦していたガブリエル・タルキーニがラーダと契約。引き続きWTCCに参戦することが明らかとなった。
3月に54歳を迎える元F1ドライバーのタルキーニは、2013年からJASモータースポーツがオペレートするカストロール・ホンダWTCCチームのワークス・シビックをドライブ。2015年はホンダ陣営で最多となるポイントを稼ぎ、王者シトロエン勢に続くランキング5位につけた。
しかし、チームは新たなドライバーラインアップに変更。ホンダチーム4年目となるティアゴ・モンテイロに加え、2012年の王者ロバート・ハフを起用。さらにゼングー・モータースポーツで時折ワークス勢のふたりを上回るパフォーマンスを見せていたノルベルト・ミケリスをワークスに迎え3台体制で挑むことを発表した。
ホンダ・チームに多大な貢献を果たしてきたタルキーニは、そのままチームで何かしらの役割を与えられると言われていたが、50歳を超えても未だ衰えないレーシングスピリッツを持ち、ハフの抜けたラーダに加入するのではないかと噂されていた。
タルキーニは、ラーダのTC1ベスタをドラブすることを了承し、今季も引き続きWTCCに参戦する。
チームメイトには、スパ24時間を制するなどスポーツカーレースでも活躍し、昨年もラーダから参戦したニック・キャッツバーグが今年も継続。さらにカンポス・レーシングでシボレー・クルーズを駆り、3度の表彰台を獲得したヒューゴ・バレンテが加入。ラーダは新たなラインアップでWTCCに挑む。