トップへ

SPAとセレクトショップは1月の売上伸長 冬物セール品が好調

2016年02月03日 09:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

 ユニクロ、アダストリア、ユナイテッドアローズの各社が、1月の売上速報値を発表した。休日が1日多かったことに加え、3社とも冬物セール品の売れ行きが良かったことで、全店と既存店共に前年同月の実績をクリア。衣料品の不振で5社中3社が前年割れした大手百貨店とは異なる結果になった。

専門店は1月セール好調の画像を拡大

 国内ユニクロは、記録的暖冬を理由に11月と12月の2ヶ月連続で前年を落としていたが、1月の既存店売上は、客数と客単価が両方伸びたことで前年同月よりも14.6%増加。気温が低く推移した時期に冬物商品が動いたことに加え、年始の販売が好調だったという。
 アダストリアは、月の後半に重衣料の売れ行きが加速し、既存店では売上が3.7%伸長。メンズはウールコートやブルゾン等のアウター類、ウィメンズはニットや巻き物、ショートブーツが売れ筋だった。
 ユナイテッドアローズもセール品を中心にアウター、ニット、パンツなどの冬物商品が好調に推移。休日が1日多かった分の1.9%程度のプラス影響は推測としてあったものの、SPA業態のグリーンレーベル リラクシングが特に伸び、ネット通販を含めた既存店売上は1.2%の増加だった。早くも春物商品では、ブルゾンなどの軽アウターやジャケット、ニット、スニーカーなどに動き出しが見られるという。