大駱駝艦の舞台『クレイジーキャメル』が、2月4日から東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで上演される。
麿赤兒が主宰を務める大駱駝艦は、1972年に設立された舞踏集団。自らの様式を「天賦典式」と名付け、身振りや手振りで構築された作品を数多く発表しており、これまで5回にわたって『舞踊批評家協会賞』を受賞している。また、創設当初は裸体に金粉を塗って踊る「金粉ショウ」を行ない、全国のキャバレーを巡業していた。
『クレイジーキャメル』は、2012年にフランス・パリで初披露された。今回の公演は、「先生」と「掃除夫」を1人2役で演じるもう一人のキャラクターを追加し、演出を新たにした「完全版」になるとのこと。アントニオ・ヴィヴァルディの“四季”と、よりボリュームを増した土井啓輔のオリジナル曲にのせて、2人の女学生と1人の男子学生の人生を描く舞踏仕立ての金粉ショウだ。
同作の演出は麿が担当。振鋳は麿と村松卓矢が手掛ける。チケットは現在販売中だ。