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マドンナも絶賛! 究極の選択迫られるパレスチナ人青年を描く『オマールの壁』4月公開へ

2016年02月02日 15:41  リアルサウンド

リアルサウンド

『オマールの壁』場面写真

 第66回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞を受賞した『オマールの壁』が、4月16日より角川シネマ新宿、渋谷アップリンクほかにて公開されることが決まった。


参考:ジョン・ヒューズ作品はなぜ今も愛され続ける? 80年代を代表する青春映画監督が残したもの


 『オマールの壁』は、『パラダイス・ナウ』で第63回ゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞し、第78回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたハニ・アブ・アサド監督の最新作。分離壁で囲まれたパレスチナの今を生き抜く若者たちの日々を、サスペンスフルに描き出す。


 公開日決定にあわせて公開された予告編では、長く占領状態が続き、人権も自由もないパレスチナで、究極の選択を迫られる主人公オマールの姿が映し出される。思慮深く真面目なパン職人のオマールは、監視塔からの銃弾を避けながら、分離壁をよじ登り、壁の向こうに住む恋人ナディアの元へ通っていた。オマールはそんな日々を変えようと、仲間と共に立ち上がるが、イスラエル兵殺害容疑で捕えられてしまう。イスラエル秘密警察より拷問を受けたオマールは、一生囚われの身になるか、裏切り者として生きるかの選択を迫られる……。


 女優や映画監督としても活動する歌手のマドンナも、「See This Brilliant Film! (この凄い映画を観るべき!)」と絶賛している本作は、第66回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞受賞のほか、第86回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた。スタッフはすべてパレスチナ人、撮影もすべてパレスチナで行われ、100%パレスチナの資本により製作されている。


 また、2月6日に販売開始される劇場鑑賞券には、海外ポスタービジュアルのポストカードが、特典として配布される。(リアルサウンド編集部)