セバスチャン・ベッテルが2016年型フェラーリF1マシンにはいくつか目立つ変更点があると明かした。
フェラーリとベッテルは昨年3勝を挙げたが、残りの16戦はメルセデスチームが制しダブルタイトル獲得を成し遂げた。メルセデスは合計703ポイントを獲得、ランキング2位のフェラーリの合計ポイントは428点だった。今年フェラーリはこの差を縮め、メルセデスとタイトル争いをすることを目指す。
2014年終盤にフェラーリ加入が決まったベッテルにとって、今季型はフェラーリで初めて深く開発に関与したマシンということになる。
「去年1年を通してこのマシンの開発に関わってきた。順調に行っていると思う」とベッテルが語ったとAUTO BILD MOTORSPORTが伝えた。
「もちろんタイトルを目標にすべきだ。でも2015年には僕らより優れたチームがひとつあったということを忘れてはならない」
同誌は、今季フェラーリは短めのノーズデザインを採用し、フロントサスペンションをプルロッドからプッシュロッドに変更、パワーユニットのエレメントの配置を改善、リヤエンドがスリムになったと予想している。
「(新車には)基本的にいくつか変化があって、それは比較的分かりやすいと思う」とベッテルが述べたということだ。
フェラーリは現時点で2016年型マシン発表日を明らかにしていない。プレシーズンテストは2月22日にスタートする。