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フォース・インディア、16歳のロシア人開発ドライバーを起用

2016年02月02日 07:41  AUTOSPORT web

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フォーミュラ・ルノーを卒業したばかりの16歳のロシア人、ニキタ・マゼピン
フォース・インディアがフォーミュラ・ルノーを卒業したばかりのロシア人、ニキタ・マゼピンと契約を交わした。まだ16歳のマゼピンは、今季ハイテックGPとヨーロッパF3選手権を戦いながら、先にチームに加わったメキシコ人のアルフォンソ・セリスとともに開発作業を受け持つことになる。
 フォース・インディアによると、マゼピンは定期的にシミュレーターでの仕事を行い、シーズン中にはいくつかのレースでチームに帯同する。今回の契約は「チームとの長期的な関係の始まり」だという。

「僕はまだ若いし、学ぶべきことも多い。フォース・インディアで得られる指導と経験は、僕の成長にとってとても大切なものだ」と、マゼピンは言う。
「将来の目標はF1でレースをすることにある。この契約によって目標の達成に一歩近づいた」

 マゼピンは2014年のCIK-FIAカート世界選手権で2位に入ったあと、昨シーズンはフォーミュラ・ルノー2.0NECに参戦し、表彰台1回、総合12位の成績を収めた。

 チームボスのビジェイ・マリヤはこう語っている。「このチームは若い才能の発掘と育成にかけては確かな実績がある。ニキタがすでに高い能力と確固たる意志を備えたレーサーであることは明らかだ」
「2016年シーズンは、彼がその能力を人々に示し、F1ドライバーになるために必要なスキルを身につける絶好の機会となるだろう。チームは彼を新しいシミュレーターでの作業に継続的に起用していく予定だ。また、彼はVJM09の開発において重要な役割を果たす、インシーズンテストのプログラムもサポートすることになる」

 フォース・インディアは、今季スペインとイギリスで行われるインシーズンテストのラインナップをまだ決めておらず、マゼピンがそれらのテストでドライブするかどうかも明らかにしていない。