ケビン・マグヌッセンがルノーF1のレースドライバーとして今月3日の体制発表で正式に発表される見込みとなった。
英AUTOSPORTは先週、マグヌッセンがパストール・マルドナドに代わるドライバーとして、ルノーと数日中にも契約を交わす見込みであると報道。その後マグヌッセンは、ジョリオン・パーマーとともにルノーから16年シーズンのF1を戦うという契約書にサインをしたのだという。
ルノーは、今週水曜日にパリで開催する発表イベントの中で、マグヌッセンとパーマーの起用とともに、これまでARTグランプリの代表を務めてきたフレデリック・バスールがレーシングディレクターに就任することを明らかにすると見られている。
14年シーズンはマクラーレンのレーシングドライバーを務めるも、15年シーズンはリザーブドライバーとなり、その後チームを離れることになったマグヌッセン。WEC(世界耐久選手権)やDTM(ドイツツーリングカー選手権)のテストに臨むなど今季に向けた活動を模索していたが、再びF1のシートを獲得する見込みとなった。
一方、昨年9月のシンガポールGPでロータスと今季のドライバー契約を発表していたマルドナドだが、彼を長年支援してきたベネズエラの国営石油企業PDVSAとルノーとの間で支払いをめぐる意見の相違があり、確保していたはずのシートを失うこととなった。
これにより、マルドナドが今後もF1参戦を続けるために残された唯一のシートは、未だにドライバーラインアップを明かしていないマノーのみとなった。