インフィニティが新生ルノーF1のチーム名称、もしくはタイトルスポンサーとして、ワークスチームに関与するのではないかと報じられている。
日産の高級車ブランドであるインフィニティは、以前ルノーのワークス待遇を受けていたレッドブルと2011年からマーケティング契約を結び、13年から15年まではタイトルスポンサーとしてダブルタイトル4連覇に貢献してきた。
しかし、レッドブルは昨年、パワーユニットのパフォーマンス不足を理由にルノーとのパートナーシップ解消を模索。結果的には今シーズンもルノーのPUを使用することになったが、チームのエンジン名称は新たにパートナー契約を結んだタグ・ホイヤーに変更。ルノーもワークスチームに専念することから、レッドブルとインフィニティのコマーシャルパートナーシップは2015年末で終了することとなった。
そうしたなか、今年からF1に復帰するルノーは、提携関係にある日産のインフィニティブランドをワークスチームに加えたい意向を持っていると、TJ13が伝えている。
同メディアは、ルノー内部に“アルピーヌ”を利用するアイデアもあったが、現状はインフィニティが望ましいと報じている。
また、長年マクラーレンを支援しながらレッドブルに鞍替えしたタグ・ホイヤーは今季、RB12のサイドポッドを飾ることになるという。これには、ホンダのパワーユニット供給を阻んだロン・デニスに対するクリスチャン・ホーナーの復讐だという。
ルノーは、今月3日(水)にフランスのパリでF1に関する発表を行い、チームの正式名称などを明らかにする予定だ。