ピエール・デュシャン監督の映画『ノーマ、世界を変える料理』が、4月29日から東京・新宿シネマカリテほか全国で順次公開される。
同作は、デンマーク・コペンハーゲンのレストラン「Noma」のシェフであるレネ・レゼピを追ったドキュメンタリー。Nomaでは地元の食材にこだわり、一般的に食材にしないアリや花、苔などを使用した独創的な料理を提供しており、イギリスの『レストラン』誌が選ぶ「世界ベストレストラン50」で4回にわたって第1位を獲得している。昨年に期間限定で東京に出店した際には、期間を通して約2千人の定員に対し、各国から6万人の予約が殺到したという。
映画では、レゼピに4年間にわたって密着。移民として差別を受けてきた生い立ちや、Noma立ち上げ当初の苦労が明かされるほか、20か国以上から集まった70人を超えるスタッフとレゼピの創作の現場に迫る。また2013年に「世界ベストレストラン50」で2位に落ちた同店が、翌年に再び1位を獲得するまでの過程も捉えられている。