世界ラリー選手権(WRC)に参戦しているロバート・クビカ(フォード・フィエスタRS WRC)は、2月11日~14日に行われる第2戦スウェーデンへのエントリーを取り止めたと自身のフェイスブックで明かした。
昨シーズンは自らチームを立ち上げWRCへ参戦したクビカだが、今季は資金集めに苦戦。序盤2戦へはイタリアを拠点に活動するBRCレーシングのサポートを受け参戦することは明らかにしていたが、以降の活動は不透明な状況となっている。なお、1月の開幕戦モンテカルロではSS3走行中にコースオフしクラッシュ。リタイアすることとなり、競技序盤で姿を消している。
そのクビカは30日に自身のフェイスブックを更新。「残念ながら、今年のラリー・スウェーデンへ参戦することができなくなった」と述べ、エントリーを取り消したことを明らかにした。motorsport.comによればクビカのエントリーは急きょ参戦プランが整った場合にのみ、承認されるものだったという。
クビカがエントリーを取り消したものの、第2戦スウェーデンの最上位クラスには開幕戦より1台多い15台が参加する予定。今季はワークス参戦を休止しているシトロエンは、クリス・ミークに加え、カリッド・アル-カシミ、クレイグ・ブリーンを起用し3台のDS3 WRCで挑むほか、プライベーターとしてヘニング・ソルベルグ(フォード・フィエスタRS WRC)、ヤジード・アル-ラジ(フォード・フィエスタRS WRC)もエントリーしている。