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レベリオン、北米に新たな可能性を見出す

2016年02月01日 07:11  AUTOSPORT web

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レベリオンR-One AER
WEC(世界耐久選手権)のLMP1クラスに参戦するレベリオン・レーシングは、2017年からIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)への参戦に向けて、すでに検討を始めていることを明らかにした。

 レベリオンのチームボスであるバート・ヘイデンは実情調査のため今週末にシリーズ開幕戦が行われているデイトナ24時間の会場に足を運んでいる。

 彼は英国オートスポーツの取材に対し、このイギリス系スイスチームが来年、4つのIMSA耐久レースで構成されるノース・アメリカン・エンデュランス・カップにLMP2クラスのマシンで挑むことを視野に入れているという。

「我々はP2のマシンで4つのロングレースに参戦することであれば、現在のP1のプロジェクトと一緒に進めることができる」とヘイデン。

 レベリオンは、今年のWECに引き続きAERエンジンを搭載したR-OneでLMP1への参戦を表明。ドライバーズラインアップも変更がなく、2017年も参戦を続ける見込み。しかし、その先のことについては北米に新たな可能性を見出そうとしているようだ。

「我々はR-Oneへの投資を最大限に行っていきたいと考えている。しかし、ひとつの可能性としてル・マンをベースとしたプログラムを減らすこともできる」と彼は説明した。

 レベリオンは過去にも北米で実績を残しており、2012年と13年にはロード・アトランタでのプチ・ル・マンにローラ・トヨタB12/60を擁して優勝。ALMSにも13年に10戦中4レースに出場している。

 2017年に導入予定とされている新しいLMP1の新レギュレーションは、R-Oneを時代遅れのものにする可能性があり、ヘイデンは将来的なレベリオンについて「プランがない」と話した。

 さらに彼は新しいルールがプライベーターを興奮させるような手段が必要不可欠だったと主張している。

 今回の北米シリーズを視野に入れた動きは、R-Oneの現役生活が終わるタイミングに合わせてレベリオンが北米シリーズに戦いの場をスイッチするという、何らかの兆候なのかもしれない。