会社の飲み会には、どうしても行きたくない――。若手社会人による、こんなネットの書き込みは枚挙に暇がない。しかし飲み会は、若手が懸念する「おじさんの独演会」ばかりではなく、人の集団の結束には必要なイベントもあったりする。
2ちゃんねるには1月26日、会社の飲み会への参加を断ったスレ主のもとに上司から1本のメールが届いたとして、こんな文面がさらされている。
「欠席の連絡、非常に残念です。
新組織の決起会等の、大事な飲み会は是非来てほしいです。
一度考え直してはいかがでしょうか。
宜しくお願いします。」
本人も反省「確かにこれは出席しないといけない飲み会だった」
これが本当に送信されたメールかどうかは定かではないが、部署にとって「大事な飲み会」に来て欲しいと頼む文面から、上司の真摯さが伝わってくる。普段は飲み会をバカにしている他のユーザーも、これには感心しきりだ。
「丁寧なメールだな。これだけである程度はまともな組織だとわかる」
「どこのホワイト企業だよ」
「良い上司に苦労かけんなよ」
中には「俺も働きたくなってきた」と書き込む人まであらわれた。こんな上司の下であれば、自分も成長できるかもしれないと感じたのだろうか。
スレ主は、飲み会があると帰宅時間が遅れるのが嫌なようで、これまで4回連続で誘いを断ってきた。しかし、上司にここまでさせては断れないと思ったようで、「やっぱり行きますメール送ってしまったじゃねーか」と折れてしまったようだ。そして考えをあらため、反省の様子を見せている。
「確かにこれは出席しないといけない飲み会だった」
ネットには「飲み会の誘いを断る」メールの文例は多いが、「飲み会を断られた上司が部下に送るメール」は見られない。時にはこの上司のように、プライドを捨てて再考を促すメールを送ってみてもいいのかもしれない。
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