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子どものストレス、自分の毛髪を抜く『抜毛症』のケースも

2016年01月31日 05:20  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

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働く人の心の健康を守るための『ストレスチェック制度』(改正労働安全衛生法)が昨年12月に法制化された。現代は子どもたちも多くのストレスを抱えている。 「子どものストレスに周囲の大人が気づいていないだけで、心に大きな負担がかかっている場合も少なくありません」(精神科医で『ゆうメンタルクリニック』代表のゆうきゆう医師) 例えば、爪を噛んだり指をしゃぶったりするなどの行為は、ストレスによって起こることが多いもの。 「思い出せないくらい些細なことから夫と口論になり、数日間、大声を上げて罵り合っていました。ある日、学校に行く用意をする息子の手を見て驚愕。これまでキレイだった右手の親指と人さし指の爪が、短く噛み切られていたんです」(30歳・主婦) 成長期の子どもには不必要にも思える“ダイエット”をめぐり、こんなエピソードも。 「自分が太めな子どもだったので、子どもは太らせるまいと雑誌の特集を読ませました。“デブになったらブスになるよ”“食べすぎはいけないよ”と言っていたら、ごはんを食べること自体がストレスになってしまったようで、食事の時間は部屋に引きこもりがちに。笑顔も減ってしまいました。夫に“小学生にダイエットなんて早い!”と叱られて、猛省……」(32歳・主婦) ストレスがたまってしまうと、自分の毛髪を抜く『抜毛症』や、周期的に吐き気を引き起こす『自家中毒』の症状が出ることもある。