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獅子舞も!横浜中華街で旧正月を祝う春節

2016年01月30日 00:02  オズモール

オズモール

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もうすぐ1月も終わりだけど、中国では旧暦のお正月である「春節(しゅんせつ)」を迎える季節。その時期は横浜の中華街でも、新年を祝ってさまざまなイベントが開催されるそう。期間中は100万人以上が訪れるというから、お祭り気分を味わえるはず。

2016年2月7日(日)から22日(月)まで、「横浜中華街」では今年で30回目となる「2016春節」を開催。「春節」は、1年の五穀豊穣や幸福を祈るお祭りで、奉納舞や祝賀パレードなどがにぎやかに行われる。

まず、旧暦の元旦となる2月8日(月)を迎え、前夜の7日(日)には「横濵關帝廟(よこはまかんていびょう)」と「横濱媽祖廟(よこはままそびょう)」の2ヵ所で、カウントダウンが行われる。

「0時になって新年が始まると、あけましておめでとうという意味の『新年好(シン ニィェン ハォ)』という言葉が飛び交います。その後、祖先の霊をお祀りする廟に初参りをして一年の健康や安全を祈るのは、日本の初詣と同じですね」と、2016春節実行委員長の石河さん。

「春節」当日となる8日(月)には、伝統の獅子舞「採青(ツァイチン)」が行われる。白や黄色など鮮やかに彩色された5頭の獅子が、各店の前で商売繁盛などを願って獅子舞を踊るもので、最後に後ろ足で伸び上がって祝儀袋の「紅包(ほんぱお)」を取るというもの。中国で獅子舞は、厄をよけ福を招くとされているそう。

「踊りの後で、獅子に紅包を渡して頭を噛んでもらうと、幸福になれると言われています」(同)



また、2月11日(木・祝)、13日(土)、14日(日)・21日(日)の4日間は、中華街内の「山下町公園」に設置されたステージで、中国の伝統芸能を披露する「娯楽表演(ごらくひょうえん)」が開催される。

お正月行事に欠かせない獅子舞や龍舞(りゅうまい)をはじめ、優雅な伝統舞踊や迫力たっぷりの中国雑技など、華やかな演目が盛りだくさん。中華学校の在校生やOBなどが参加する、アクロバティックな演技に注目を。



2月20日(土)は、中華街を上げての祝賀パレード「祝舞遊行(しゅくまいゆうこう)」を実施。人気の獅子舞やダイナミックな龍舞とともに、華やかな「皇帝衣裳隊」も登場。

「今年は春節のパレードに、お手持ちのチャイナドレスや中国服を着て参加してくださる一般の方を募集しています。男女とも20着まででしたらレンタルもありますので、参加希望の方は、女性お1人でもカップルでも公式サイトからご応募ください」(同)



最終日の22日(月)には、「横濱媽祖廟」で、春節の最後を飾る「元宵節燈籠祭(げんしょうせつとうろうさい)」が。こちらは、メッセージが書かれた燈籠を並べて、その願いが天に届くように獅子舞を奉納するというイベント。

期間中、中華街の各店では、長寿の象徴であるモモの形のおまんじゅうや、広東省のお正月に付き物の風干し肉など、春節ならではのグルメも並ぶというのも嬉しいところ。

無数の光が彩る幻想的な空間の中で、勇壮な獅子舞を見れば、ひととき日常を忘れる体験ができるかも。見どころいっぱいの華やかな「春節」イベントを、彼や女友達と満喫して。

画像提供/行事:横浜中華街発展会協同組合、桃まん:横浜博覧館