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ベニチオ・デル・トロが実在した麻薬王を熱演 『エスコバル/楽園の掟』予告編公開

2016年01月29日 18:51  リアルサウンド

リアルサウンド

 ベニチオ・デル・トロが実在の麻薬王パブロ・エスコバルを演じる、『エスコバル/楽園の掟』の予告編が公開された。


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 本作は、コロンビア最大の麻薬密売組織「メデジン・カルテル」を設立し、最盛期には世界のコカイン市場のうち80%を支配しながら、最高裁判所や旅客機を爆破するなど1万人を越える殺人に関わる一方で、庶民に惜しみない寄付と援助を施し、南米ではチェ・ゲバラと並ぶ英雄として讃えられているパブロ・エスコバルの光と影に迫るクライムアクション。兄とともにコロンビアを訪れたカナダ人青年ニックは、現地で美しい女性マリアに出逢い、激しい恋に落ちるが、彼女の叔父は世紀の麻薬王パブロ・エスコバルだった。エスコバル・ファミリーに向かい入れられたニックが、脱出不可能な巨大な悪のスパイラルに巻き込まれていく模様を描き出す。


 FBI捜査官と麻薬カルテルの戦いを描く、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督最新作『ボーダーライン』にも出演しているベニチオ・デル・トロが、パブロ・エスコバル役で主演を務め、製作にも名を連ねる。同じく、製作にも名を連ねる『ハンガー・ゲーム』シリーズのジョシュ・ハッチャーソンが、カナダ人青年ニックを演じる。『夜になるまえに』など、俳優としても活躍するアンドレア・ディ・ステファノが、本作で初監督を務める。


 このたび公開された予告編では、「南米のゴッドファーザーと呼ばれた男」というナレーションとともに、デル・トロが体重を激増させて渾身の役作りに挑んだパブロ・エスコバルの“表の顔”と“裏の顔”が映し出され、カナダ人青年のニックが、次第にエスコバル・ファミリーの闇の世界に足を踏み入れいく模様が描かれる。(リアルサウンド編集部)