映画『レジェンド 狂気の美学』が、6月18日から東京・YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほかにて全国で順次公開される。
同作は、貧しい家庭に生まれながら犯罪を重ねて東ロンドンで勢力を広げ、1960年代にはナイトクラブのオーナーとしてイギリスの上流階級にまで影響力を及ぼした実在の双子の兄弟レジー・クレイとロニー・クレイをモチーフにした作品。部下の妹・フランシスと結婚したレジーが悪事と手を切るためにクラブの経営に注力するようになるが、組織内の不和や警察の捜査、ロニーの偏狭的な性格などによって兄弟の関係が崩れ始め、やがてレジーとフランシスの結婚生活も破綻していく、というあらすじだ。
ビジネスの才能に長けているが、歪んだ凶暴性を秘めたレジーと、精神的に不安定で衝動的な暴力癖のあるロニーの2役を演じるのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『レヴェナント:蘇えりし者』などのトム・ハーディ。フランシス役を『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』などに出演しているエミリー・ブラウニング、ロニーの同性の恋人役を『キングスマン』のタロン・エガートンが演じる。監督・脚本を手掛けるのは監督作『42~世界を変えた男~』や脚本を担当した『ミスティック・リバー』などで知られるブライアン・ヘルゲランド。