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アメリカの貧困の信じがたい実態を描く『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』本編映像の一部公開

2016年01月28日 19:41  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)2014 99 Homes Productions LLC All Rights Reserved

 アンドリュー・ガーフィールド主演最新作『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』の一部本編映像が公開された。


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 『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』は、リーマン・ショック後のアメリカ・フロリダ州を舞台に、金、欲望、モラルの間で人生を狂わせていく男たちを描いた社会派サスペンス。シングルファーザーで無職のデニス(アンドリュー・ガーフィールド)と母親のリン(ローラ・ダーン)は、突然不動産仲介業者のリック(マイケル・シャノン)から家が銀行によって差し押さえられたことを告げられ、たった2分の猶予で強制退去させられる。必死の思いで仕事探しに奔走する中、退去のせいで大事な工具を紛失したことに気づいたデニスは、自らを路頭に追いやったリックのもとに乗りこむが……。


 本作は、アメリカの経済学者ジョセフ・E・スティグリッツが『世界の99%を貧困にする経済』の中で唱えた説をベースに制作された。住宅ローンの返済不能により家を差し押さえられた人々への徹底取材を敢行し、2分で強制退去を強いられたり、人々の運命を決める裁判がわずか60秒で済まされるといった、信じがたい実態が映し出されていく。


 本映像は、デニスとリックの言い合いから始まるが、リックに緊急の電話がかかってきたことで事態は一変する。現場に駆けつけると、そこにはリックに恨みを持った人間が腹いせに残した“置き土産”が放置されていた。悪臭たちこめる空き家の前で途方にくれるリックに向かって、高額な賃金で汚物を処理するとデニスが持ちかける様子が収められている。(リアルサウンド編集部)