2016年01月28日 07:11 リアルサウンド
アイドル雑誌を広げてみると、最近では私服を公開しているジャニーズメンバーが少なくない。また、最近ではテレビ番組に私服で出演することもあり、各メンバーのファッションセンスをより感じることができる機会が多くなった。それらを見ると「さすがアイドル」というべきか、どのメンバーもかなりファッションに気を使っているように思う。SMAP・木村拓哉やKinKi Kids・堂本剛、山下智久などのファッションが取り上げられることが多いが、彼ら以外にもファンの間で「おしゃれ番長」と呼ばれるメンバーに注目してみたいと思う。
(関連:“嵐らしさ”のキーパーソンは相葉雅紀? 年末年始の出演CMから考察する)
■嵐・相葉雅紀
私服のセンスが良いと評判な相葉。過去にはベストジーニスト賞の殿堂入りを果たし、『ひみつの嵐ちゃん』(TBS系)内のコーナー「マネキンマストアイテム」や『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)内のコーナー「コレクション10万円」などで、個性的かつセンスの良いコーディネートを披露してきた。そのセンスをグループ内では、キャラクターデザインやグッズ監修において存分に発揮している。「センス」というとメンバーの大野智が注目されがちだが、大野が“アート”だとすると、相葉は“ポップカルチャー”と言ったところだろうか。そんな相葉の最大の特徴は、ファッションセンスの高さに加え、どんな服でも着こなしてしまうスタイルを兼ね備えている点だ。Tシャツ&ジーンズでも様になるし、カラフルなアイテムを組み合わせてもしっくり着こなす。ベストジーニスト賞の受賞理由とも言われている、長身かつ手足の長いスタイルを持つ相葉だからこそ成せる技である。
■関ジャニ∞・安田章大
“THE・関西”ともいうべき独特のセンスを披露し続けている安田章大。柄物ファッションが多く、とにかく個性的である。6thアルバム『JUKE BOX』に収録されている楽曲「TAKOYAKI in my heart」内の安田パートにも「おしゃれ番長も 青くなるような 個性的な着こなししたるで」という歌詞が盛り込まれているように、「おしゃれ」は安田を表す代名詞でもあるのだ。テリー伊藤やドン小西、平山あやなどのおしゃれ著名人からも高く評価されており、実際全身柄物や半ズボン、サルエルパンツ、スカートのような難しいアイテムでも着こなし、「安田らしさ」に変えてしまう。これは、歌・ダンス・ギター・作詞作曲などマルチにこなし、何でも自分のものにしてしまう安田ならではのセンスと言えるのではないだろうか。
■Hey! Say! JUMP・山田涼介
ジャニーズの若手グループの中でも、圧倒的な人気を誇っているHey!Say!JUMP・山田涼介。そんな山田の私服は、やや大人っぽいシンプルなカジュアル。そして、黒い服を使ったコーディネートが多く、全身黒ということも多い。『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系)に出演した際には「肌が白いので黒が似合うのかな」と発言しており、自ら好んで黒を選んでいるようだった。しっかりと自己分析をして服を選んでいるところは、山田の仕事に対する姿勢に通づるのではないだろうか。元々Hey! Say! JUMPのセンターではなかった山田は、より活躍したい一心で自分がどうするべきかを考え、努力をし続けるという答えを導き出した。レッスンの間の15分休憩の間もダンスの練習をしたり、家に帰ってからも1日3時間毎日練習を続けたりした結果、不動の人気を誇るグループのセンターへと上り詰めたのだ。真面目な山田はこの成功体験を基として「現状把握と解決策の模索」といういわゆる“自己分析”を続け、その結果が「ハズレなし」と言われる私服選びにも表れているのかもしれない。
他にも、V6・三宅健、NEWS・増田貴久、Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔、Sexy Zone・中島健人など、私服に定評があるメンバーは多くいる。最近では、女性ファッション誌に取り上げられるメンバーもいるなど、ファッション業界への進出も著しい。「男性ファッション誌を見るよりもジャニーズの私服を参考にした方がいい」と言われる日が来るのもそう遠くはないのかもしれない。(高橋梓)