アシックスジャパンが「ホグロフス」統合しライフスタイル市場に注力

アシックスジャパンが、アウトドアブランド「ホグロフス（HAGLÖFS）」を扱うホグロフスジャパンを2016年1月1日付で統合し、ライフスタイル市場向けの商品を拡充する。これに伴い、2016年秋冬シーズンから新体制を発足。1月27日には今後の事業戦略に関する記者発表会をスウェーデン大使館で開催した。

アシックスジャパンが「ホグロフス」統合の画像を拡大

　アシックスジャパンは、2010年にスウェーデンを拠点とするホグロフス社の全株式を取得して子会社化し、ホグロフスジャパンを設立。アシックスやオニツカタイガー、アシックスタイガー（15年1月に復活）、ウォーキングといったアシックスジャパンのポートフォリオに本格的なアウトドア用品が加わることになり、直営店の出店や売上の拡大を進めてきた。
　合併に伴い、今後のホグロフスについてアシックスジャパン代表取締役社長の西前学は「事業部という位置付けで独自のブランド展開を進める」としており、「BEAT THE ELEMENTS」を新しいブランドコンセプトに掲げて、テクニカルアウトドアスタイルとアウトドアライフスタイルを訴求していくという。2016年秋冬コレクションは、自然エネルギーで生まれたスピッツジャケットが復活するなど多彩な商品を揃えるとともに、デジタルツールを活用してブランド発信力の強化を図る。
■ホグロフス 公式サイト