キャリコネニュースが1月25日に配信した記事「『やる気がないなら帰れ』で本当に帰る若者はダメなのか?」が、TOKYO MXテレビで26日に放送されたバラエティ「バラいろダンディ」で紹介された。
記事は「やる気がないなら帰れ」と言われて帰る、最近の若者世代の考え方を取り上げたもの。番組でも「そういう七面倒臭い茶番をいちいち要求されるからやる気無くすんだろうよ」といったネットの声が読み上げられた。
中島知子「傍から見ているとコントなのかなと思う」
これに対し、タレントの中島知子さんは「一番面倒くさいのが、帰らせる気がないのに『帰れ』っていう(人)。別れる気がないのに『別れろ』みたいな」とコメント。仕事先で他社の上司と部下が同じようなことをしていて、気まずい思いをしたことがあったという。
「『帰れ!』と言われて、泣きながら『嫌です!』と言っているのを見ていないといけない。何分続くんだ。傍から見ていると、コントなのかと思いますね」
一方、作家・編集者の湯山玲子さんは、部下にこの言葉を使ったことがあるという。ただし、場所は海外ロケの現場。帰ろうと思っても帰れないのでうまいやり方だが、「千代田区の神保町あたりで言ったら帰るでしょうね」と語っていた。
番組では、街ゆく人々に「『やる気がないなら帰れ』と言われたら帰りますか?」とインタビューをしていた。実際に言われたら帰らない、という人が多いようだ。「叱咤激励と捉えて頑張る」「そこで帰ったら負け」といった声のほか、
「感情論ではなく『帰れ』っていうぐらいだったら、冷静にクビにするかどうか考えて欲しい」
と意見を語る男性もいた。
板東英二が反論「結果を出してたら『帰れ』とは言われない」
しかし、「帰る」と答えた人も少ないながらいた。バイトに遅刻して店長に「帰れ」と言われて「すぐに帰った」という経験がある人も。「こんなに早く帰っていいの? ラッキー! って感じで速攻帰ります」と話す人は「給料が出るのを上司に確認してから帰る」といい、そこはしっかりしているようだ。
また、「やる気があるなら帰れ」という言葉は「今の時代に合ってない」という指摘する若者もいた。「最悪、やる気がなくても結果を出せばいい。やる気どうこうよりも現代では結果が大事」というのだ。
たしかに、一見するともっともな考え方ではある。しかしスタジオでは、板東英二さんが「結果を出してたら『帰れ』とは言われない。論理が違う」と突っ込んでいた。
あわせてよみたい:ゆとり世代のせいで「残業=悪になった」と憤る旧世代