トップへ

NYで活躍する「大丸製作所2」日本の服作りと人材育成の新拠点を東京に開設

2016年01月27日 12:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

大丸製作所2 代表の大丸隆平 Image by: oomaru seisakusho 2, inc
NYを拠点とするパターンメーカー「oomaru seisakusho 2, inc(大丸製作所2)」が、東京に新拠点となる「大丸製作所3」を開設する。日本との繋がりを強化し、次世代の育成を視野に、3月1日の立ち上がりを目指す。

「大丸製作所2」が東京に新拠点の画像を拡大

 代表の大丸隆平氏は、パタンナーの仕事をきっかけにNYに渡り、2008年に実家の家具屋の社名を継承して「大丸製作所2」をNYで設立した。NYデザイナーをはじめ多くのクライアントを抱え、企画デザインやパターン製作、サンプル縫製などを通じて「MADE IN JAPAN」の創造力と品質を発信している。2014年には米国ファッション協議会(CFDA)によるファッション製造業の発展を支援する「FASHION MANUFACTURING INITIATIVE」を受賞し、2015年には第33回毎日ファッション大賞 鯨岡阿美子賞を受賞した。
 新拠点となる「大丸製作所3」は、数年間の構想を経て渋谷区神宮前5丁目に構えることが決定した。日本でのものづくりの拠点にすると共に、若手の雇用の機会を増やすために人材育成に力を入れる。大丸氏は「今やる気がある若者が多く、その受け入れ口として活躍の場を作っていきたい。ものを大事にする精神と日本のものづくりを次世代に伝えて、彼らのチャンスを広げていければ」と話している。大丸製作所2としては今後、オリジナルブランド「THE GRATEST OVERCOATS PROJECT by oomaru seisakusho 2 inc.(ザ グレイテスト オーバーコート プロジェクト バイ オオマル セイサクショ 2)」の他、オーダーメイドにも力を入れて「どこで誰が作ったのか、顔が見える服を作り続けていきたい」という。
■oomaru seisakusho 2, inc:公式サイト