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ドルチェ&ガッバーナの脱税騒動に終止符 全ての告発取り下げ

2016年01月26日 21:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

 脱税の罪に問われていた「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)」のデザイナー、ドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)とステファノ・ガッバーナ(Stefano Gabbana)に対しての告発が全て取り下げられたことがわかった。約10年間に及ぶ騒動が終結した。

「ドルチェ&ガッバーナ」 脱税騒動に終結の画像を拡大

 「ドルチェ&ガッバーナ」のデザイナー兼経営者を務めるドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナは、2004年から2007年の間に、関連会社「Gado Srl」をルクセンブルクに設置したがイタリアの当局に申告しなかったことで検察が調査。フォーブス誌によると、2013年の6月に行われた地裁の1審判決では執行猶予付きの禁錮1年8ヶ月と脱税分の納税、3億4340万ユーロ(約440億円)の罰金を科されていたというが、2014年10月にイタリアの最高裁が一転して2人に対し、無罪判決を言い渡していた。
 今月、「Gado Srl」の法定代理人を務めていたドメニコ・ドルチェの従兄弟アルフォンソ・ドルチェ(Alfonso Dolce)が、ミラノの裁判所によって放免されたことで、ブランドに対する告発は全て取り下げられた。今回の件に関しブランド及びデザイナーの2人はコメントを発表していないが、2014年の判決時には「私達は常に誠実でいたことが、イタリアの法廷に認められてとても誇らしい。VIVA イタリア」と喜びを表現していた。