フォーミュラEに参戦するチームアグリはドライバーのナタナエル・ベルトンがチームから離脱すると明らかにした。後任ドライバーについては発表されていないものの、昨年チームアグリから同シリーズへ参戦したサルバドール・デュランが最有力だとみられている。
GP2で優勝経験のあるベルトンだが、今季フォーミュラEでは苦戦が続いている。予選では序盤3戦での最上位が14位となっているほか、決勝レースでは開幕戦北京ePrixで8位入賞を果たしたものの、第2戦プトラジャヤePrixは15位、第3戦プンタ・デル・エステePrixは14位と、チームメイトのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタの後塵を拝していた。
チーム・プリンシパルのマーク・プレストンは「チームに対するナタナエル・ベルトンの献身に感謝している。また、彼のFEでのキャリアが続くように祈っている」とコメントを発表している。
「新たなドライバーについては慎重に検討を進めており、適切なタイミングで発表する」
ベルトンは母国フランスで行われるフォーミュラE第7戦パリePrixまでにシリーズへ復帰するべく活動していることを明かした。
「これまで以上にフォーミュラEでのキャリアを続けたいという意志は固い。このシリーズへ参戦するきっかけを与えてくれたチームアグリには感謝しているよ」
後任ドライバーの最有力候補とされるデュランは、フォーミュラE第1シーズンにチームアグリから参戦し、13ポイントを獲得。また、今季開幕前のテストにもチームアグリから参加している。第2シーズンへはトゥルーリ・フォーミュラEから参戦したものの、「契約違反があった」として第2戦前にチームから解雇されている。