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ホンダ、F1タイヤテストでトラブル発生「交換予定のパワーユニットが、その前に壊れた」

2016年01月26日 14:31  AUTOSPORT web

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ウエットタイヤテスト初日、ストフェル・バンドーンはパワーユニットのトラブルにより87周で終了
2015年型F1マシンにとって最後のご奉公となるピレリのタイヤテスト初日、マクラーレンMP4-30が、またしてもパワーユニットのトラブルに見舞われた。

 マクラーレンはフェラーリやレッドブルとともに、ピレリが今週ポールリカール・サーキットで2日間にわたって行うウエットタイヤのテストに協力。3チームは2015年仕様のクルマに一切手を加えず走らせることになっており、マクラーレンはガレージで眠っていたMP4-30を持ち出してリザーブドライバーのストフェル・バンドーンにステアリングを委ねた。

 バンドーンは、昨年の使用済みホンダ・エンジンのひとつを搭載したMP4-30で87周を走破したが、その後、トラブルのためクルマを止めなければならなかった。

「エンジンに問題が起きたんだ」とバンドーンは説明する。

「チームからクルマを止めろと指示され、そこで今日の走行は終わりということになった」

「どのチームも昨年の古いエンジンを使っているからね。トラブルが出たものがどのくらいの距離を走ったものなのか正確な数字は知らされていない。いずれにしても今日の夜にはパワーユニットを積み替える予定だったんだけど、残念ながら、その前に壊れてしまった」

 昨年パワーユニット・サプライヤーとしてF1に復帰したホンダは、シーズンを通じて数えきれないほどのトラブルに直面し続けた。結果としてマクラーレンは、わずか27ポイントしか獲得できず、コンストラクターズ選手権9位という低成績でシーズンを終えている。テスト2日目はトラブルなく周回を重ねることができるだろうか。