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情熱的な性愛を3Dで映す、ギャスパー・ノエ新作『LOVE【3D】』

2016年01月26日 10:11  CINRA.NET

CINRA.NET

『LOVE【3D】』ポスタービジュアル ©2015 LES CINEMAS DE LA ZONE. RECTANGLE PRODUCTIONS. WILD BUNCH. RT FEATURES. SCOPE PICTURES.
ギャスパー・ノエ監督の映画『LOVE【3D】』が、4月1日から東京・新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される。

同作は、『カルネ』『アレックス』『エンター・ザ・ボイド』などの作品を発表しているギャスパー・ノエによる新作。妻子のいる主人公マーフィーが、行方不明になった昔の恋人・エレクトラとの2年間にわたる情熱的な日々を振り返る様を大胆な性描写を交えて3Dで表現する。

主人公のマーフィーを演じるのは、失恋を癒すために訪れたパリでノエの友人と出会ったことから出演が決まったというアメリカ出身のカール・グルスマン。エレクトラ役には女優志望でなかったというアオミ・ムヨック、マーフィーの妻・オミ役には、サンローランの2016年クルーズコレクションのモデルに起用されたクララ・クリスティンがキャスティングされている。

ノエは同作について「私のこれまでの映画とは違う、私のすべての映画の中で、その存在をもっとも近く感じられる、そして最もメランコリックな映画だ」とコメント。キャストについては「このような成果を得られたのは、これまでの私の作品以上に、俳優たち―アオミ、クララ、カールの勇気と信頼のおかげだ。彼らは三人の主役を演じることに喜んで同意してくれた。彼らの関与、才能、カリスマのおかげで、この映画は私が望んでいた100倍も良くなった」と語っている。