メルセデスAMGのリザーブドライバー、パスカル・ウェーレインは、今週中にも自身の将来がはっきりするだろうと語っている。
昨年はメルセデスのリザーブドライバーを務める傍ら、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)ではルーキーながら見事チャンピオンを獲得したウェーレインは、今季からマノー・レーシングを名乗るチームでのF1デビューを目指しており、メルセデスも彼のシート獲得についてマノーと交渉を行っている。
メルセデスは、ウェーレインのシート獲得に400万ユーロ(約5億1000万円)をオファーしているといわれているが、昨年もレースドライバーを務めたウィル・スティーブンスやアレキサンダーロッシといったドライバーもスポンサーの支援の支援を受けている。
「遅くとも今週あるいは来週には決着するだろう」とウェーレインが語ったと、F1iが伝えている。
ウェーレインは、マノー入りが叶わなかった場合は、引き続きDTMに留まると述べている。
「F1がうまくいかなければ、HWAチームとともにタイトル防衛に挑むだろう。僕にとってはそれも大きななチャレンジだし、それがどれほど難しいのかも分かっている」
今季のマノーは、メルセデスのパワーユニットを搭載し、ウイリアムズからも技術支援を受けるなど大幅なパフォーマンスの向上が期待されている。