「ディオール(Dior)」が、アーティスティックディレクターのラフ・シモンズ(Raf Simons)が手がけた最後のシーズンとなる2016年春夏コレクションのキャンペーンヴィジュアルを公開した。撮影を担当したのはパトリック ・デマルシェリエ(Patrick Demarchelier)。
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新作コレクションを通じてディオールが描いた女性像はロマンティック ビューティー。ヴィジュアルでは、ヴィクトリア朝の下着から着想されたセットアップやドレスにプリーツがあしらわれたバージャケットやプリーツスカート、ニットなどを併せて、風になびくナチュラルなヘアスタイルが穏やかな印象を与えている。繊細なグログランリボンのネックレスに飾られ「8」を模したメタルのペンダントは、 1947年2月12日に発表されたファーストコレクションの「En 8」ラインへのオマージュ。また新作バッグ「Diorever(ディオールエヴァー)」や「Diorama(ディオラマ)」、そしてサングラス「DiorSplit(ディオール スプリット)」やパンプス「Sling Back(スリングバック)」のデザインには革新性が溢れている。カラフルなシルエットとモノクロのポートレートは、パトリック ・デマルシェリエが好む表現方法だという。