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『ジプシーのとき』『アンダーグラウンド』など、エミール・クストリッツァ監督の特集上映が開催

2016年01月22日 15:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『アンダーグラウンド』 (c)CIBY 2000 ­ PANDORA FILM­MOVO FILM

 エミール・クストリッツァ監督の特集上映「ウンザ!ウンザ!クストリッツァ!」が、1月23日から2月12日にかけて、YEBISU GARDEN CINEMAにて開催される。


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 1981年に発表した初長編作『ドリー・ベルを覚えてる?』でヴェネチア映画祭新人監督賞を受賞し、鮮烈なデビューを飾ったクストリッツァ監督。85年の『パパは、出張中!』と95年の『アンダーグラウンド』で、カンヌ国際映画祭パルムドールを2度受賞しているほか、『アリゾナ・ドリーム』ではベルリン国際映画祭銀熊賞、『黒猫・白猫』ではヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞し、世界三大映画祭すべてで受賞を果たしている。


 今回の特集上映では、『アンダーグラウンド』『アリゾナ・ドリーム』『黒猫・白猫』に加え、日本では1991年以来の公開となる『ジプシーのとき』(デジタル・リマスター版)や、自身が率いるバンド“エミール・クストリッツァ&ザ・ノー・スモーキング・オーケストラ”のドキュメンタリー映画とも言える『SUPER 8』、牧歌的なボスニアの田舎を舞台に、庶民の日常を描いたラブストーリー『ライフ・イズ・ミラクル』の全6作品が上映される。


 また、1月23日と1月27日にはトークイベントも実施される。1月23日は、「ウンザウンザについて」と題し、『シンデレラはウンザウンザを踊る」を2011年にリリースしたロックバンド、バックドロップシンデレラの豊島“ペリー来航”渉と、著書『ジプシー音楽修行記』を発売予定のトランぺッター吉開裕子が、クストリッツァ映画に欠かせないウンザウンザミュージックの魅力を語る。1月27日は、「ジプシー音楽について」と題し、音楽評論家で、ジプシー/ロマ研究を行っている関口義人と、音楽評論家で中東料理研究家のサラーム海上が、クストリッツァ映画の音楽について語る予定だ。(リアルサウンド編集部)