男性誌「Safari」を発行する日之出出版が主催し、プロアスリートのベストドレッサー賞を表彰する、「アスリート ドレッサー アワード2016」の表彰式が、有楽町の阪急メンズ東京で21日行われ、モータースポーツ界からは伊藤大輔が選ばれ受賞した。
昨年は佐藤琢磨が受賞しているこの賞は、日本を代表する男性プロアスリートが各ジャンルから選出され今回で4回目。普段はユニフォーム姿のアスリートたちが、スタイリッシュな姿でステージに次々登場した。トップバッターで登場した伊藤は、ブルーを基調とした崩しすぎない自然なスタイルで登場。ステージ上で華麗なターンを披露してくれた。
「このようなすばらしい賞をいただけて光栄です。これからもアスリート/レーサーとしていい成績を残すとともにファッションも楽しみたいと思います。僕の参戦しているスーパーGTは国内でも人気があり、世界からも注目されているレースなので、これを気に是非サーキットへも僕の姿を見に来てくれたらうれしいです」と挨拶をした。
また、慣れないウォーキングについて聞かれると、「どうやって歩こうかと受賞者みんな控室で悩み、それぞれ種目にあったポーズを決めようと話しました。自分はどういうポーズがいいのか最後まで悩み、思いつきでハンドルを切ってターンしました。もう少し笑いが欲しかったですね(笑)」というエピソードも飛び出し、会場を盛り上げた。
この表彰式の会場はパブリックスペースにあり、会社帰りのビジネスマンやOL、家族連れなど普段とは違う光景に足を止め、一堂に会しスタイリッシュに決めたアスリートたちに視線を送っていた。
「アスリート ドレッサー アワード2016」受賞者
伊藤大輔(モータースポーツ)、内山高志(ボクシング)、川又堅碁(サッカー)、松田宣浩(野球)、山田章仁(ラグビー)
最後に今シーズンのことについては、「まだ詳しいことは言えませんが、ここ2年ニスモにチャンピオンを獲られているので“打倒ニッサン”という気持ちです。今年は負けられないです」と力強いコメントを残した。
スーパーGTは3月19日~20日に岡山国際サーキット、3月26日から27日に富士スピードウェイで2回の公式テストが行われ、4月10日に岡山で第1戦が開幕する。